
NISAしているんだけど、
投資信託や株式を売却したとき、非課税で投資できる枠が空くけど、またすぐに使えるようになるの?
非課税枠は売却してもすぐには復活しません。
復活するのは翌年からで、この仕組みは2026年度改正でも変わりませんでした。
NISAの非課税枠、売却したらどうなる?
現行制度でのルール:復活するのは翌年から
新NISAには、生涯を通じて非課税で投資できる上限額(非課税保有限度額、最大1,800万円)が定められています。この枠は、保有している商品を売却すると、その商品を「購入したときの金額(簿価)」の分だけ空きができます。
ただし、この空いた枠が使えるようになるのは、売却した年の翌年からです。今年売却したからといって、その年のうちに同じ金額分をまた非課税で投資できるわけではありません。「今年使い切った非課税枠を、今年中にもう一度使う」ということはできない仕組みになっています。
「即時復活」が期待されていた背景
この「翌年まで待たなければならない」という仕組みについては、以前から「売却したらすぐに枠を使えるようにしてほしい」という声がありました。
ライフイベントに応じて売却と再投資を柔軟に行いたい投資家にとっては、非課税枠が翌年まで復活しないことが、資金の使い方を制約する要因になっていたためです。
こうした声を受けて、非課税枠を売却直後に復活させる「即時復活」の仕組みについて、金融庁が制度改正の要望として挙げていた経緯があります。
2026年度改正でどうなった?
2026年度の税制改正では、NISA制度にいくつかの拡充が行われましたが、「即時復活」については見送りとなりました。非課税枠が翌年まで復活しないという現行のルールは、2026年度も変わらず続いています。
なお、新NISAが始まってからまだ日が浅く、非課税保有限度額(1,800万円)にすでに達している人はほとんどいない状況です。
そのため、現時点では即時復活が見送られたことによる影響を感じる人は限定的だと考えられます。今後、非課税保有限度額に近づく投資家が増えるにつれて、改めて議論される可能性はあります。
今の制度でできる、非課税枠の賢い使い方
即時復活が見送られた現行制度のもとでも、非課税枠を計画的に使う工夫はできます。
- 売却する際は、翌年に非課税枠が復活することを前提に、売却と再投資のタイミングを考える
- 生活費の確保など、必要なタイミングでの売却を優先し、非課税枠の使い方だけにとらわれすぎない
- 非課税保有限度額(1,800万円)にはまだ距離がある方が多いため、今は「枠を使い切る」ことより「継続して積み立てる」ことを優先する
制度の細かいルールに振り回されすぎず、自分のライフプランに合わせて売却・投資のタイミングを考えることが大切です。
まとめ
- NISAで保有商品を売却しても、非課税枠はすぐには復活せず、翌年から使えるようになる
- 「即時復活」の仕組みは以前から要望が出ていたが、2026年度の税制改正では見送られた
- 現時点で非課税保有限度額に達している投資家はまだ少なく、影響を感じる人は限定的
- 非課税枠のルールに振り回されすぎず、自分のライフプランに合わせて売却・投資のタイミングを考えることが大切
制度の細かい部分は誤解が生まれやすいポイントです。正しい仕組みを理解した上で、落ち着いて資産形成を続けていきましょう。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、投資勧誘・税務相談を目的としたものではありません。制度の詳細は必ず公式情報をご確認ください。





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